貞子3Dの第2弾が公開するにあたって、前作の貞子3Dが地上波で放送された。
一応録画してあったので昨日見た。
全然怖くない。 全然驚かない。 貞子の足が異常に長く、蜘蛛みたい。
何となくバイオハザードに出てくるゾンビの特殊に進化した奴に似てないでもない。
あんなにあからさまに人間が考えました的なスタイルでは、怖くないんだよ。
要は、全然おもろない。
かなりの怖がりの私ですら怖くないのだから、貞子3Dの第2弾は興行成績が振るわないだろう。
昔、リングだったか呪怨だったか映画名ははっきり覚えていないが、夫が妻を殺した家を数年後に賃貸か売買するかで不動産業者がその家に来て、風呂の浴槽のふたを開けようとしたら腕を悪霊に掴まれるというシーンがあって、かなりビビったことがある。
私も不動産業者だから当然古い戸建を扱うこともある。
その家の売主さん自身が以前住んでいたとか、最近は賃貸にしていたとか、要は利用履歴がはっきりわかる物件は何ともない。
ところが、とても古い家で誰も住まなくなって10年以上経つなんて物件は、少し怖い。(何の事件も事故もない普通の物件ですが。)
大体古い家は木の雨戸が閉めてあるので、家に入ると玄関付近以外は真っ暗だ。その真っ暗な中に入って行って雨戸を開けると少しホッとするが、階段から2階を見上げると、これまた階段の中央以上は真っ暗なのである。仕方なくその真っ暗な階段を上がり、2階の部屋のガラス戸と雨戸を手探りで開ける。
そして案内が終わると、さっきとは逆に真っ暗にしてから降りて来て、1階も真っ暗にしてやっと玄関を出るということになる。(大体こういった古い家は、最終的には更地渡しになるのが一般的だが、なかにはそれでも見たいとおっしゃるお客さんが必ずいるからこういう目に合う。そして結局は買わないし。)
霊感は無いから何も見えないが、振り向いたときや鏡を見たときに、もし映っていたら・・・、と考えると怖いのである。
従って基本的にそういう物件の鏡は見ないことにしている。もちろん、浴槽のふたも極力開けない。
昔、某 超大型墓地に隣接するマンションも少々ビビりながら見に行った。何しろ部屋からは大型墓地のパノラマビュー。部屋に至る通路は無数の墓石の横を通る物件だった。玄関の下足入れに付いた鏡を見なかったことは言うまでもないだろう。(結果的に購入者があり、無事契約に至った。もちろん何の事件も事故もない普通の物件です。それに墓地なので、そんなに気にすることはないんだが、規模がでかくなるとそれなりに気持ち悪い。)
不動産業者の知り合いには、事件があった物件でも全然気にならないという人もいる。
そもそも古家や霊を怖がる業者というのも自分以外には見たことも聞いたこともないし、基本、向いてないんじゃないかと思うこともある。
この話を知合いにすると、皆、口をそろえて「そんな風に見えないね。」と言われる。